vol.66 変形性膝関節症の治し方②

大阪・四ツ橋・北堀江エリアのパーソナルジム「FUJI TRAINING GYM」では、変形性膝関節症の根本改善を目指したサポートを行っています。

 

今回も、変形性膝関節症についてお伝えしていきます。

 

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■ 前回の振り返り

 

前回は、変形性膝関節症の多くが膝の内側の軟骨がすり減ることで痛みが出る、

 

その主な原因は「O脚」になり、体重をかけたときに膝の内側に関節の圧力が集中するからだとお伝えしました。

 

だからこそ、脚の形(ライン)を整えることが非常に大切なのです。

 

 

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■ O脚になる原因は「足裏の使い方」

 

今回は「なぜO脚になるのか?」について解説します。

 

先天的な骨や関節の問題がない限り、O脚の多くは後天的に作られます。

 

その主な原因は、「足裏のどこで体重を支えているか?」です。

 

 

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■ 足裏の重心が偏ると脚は歪む

 

たとえば、

 

足の外側で過剰に体重を支えていると → O脚方向に

 

足の内側で支えていると → X脚方向に

 

脚のバランスが崩れやすくなります。

 

変形性膝関節症のほとんどはO脚ですので、足の外側で体重を支えている方が非常に多いのが特徴です。

 

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■ 日常動作と脚の歪み

 

立つ・歩く・走る・階段を下りるなどの動作では、体に体重の数倍の負荷がかかります。

 

そのたびに足裏の外側に負荷が集中していると、少しずつO脚が進行していき、

やがて膝の内側の関節がすり減って痛みが出てくるのです。

 

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■ 正しい足裏の体重支持「三点支持」とは?

 

では、足裏のどこで体重を支えるのが良いのでしょうか?

 

答えは「足裏全体で支える」ことです。

 

もう少し具体的に言うと、以下の3点でバランスよく地面を捉えることが大切です。

 

1. 親指の付け根(母趾球)

 

2. 小指の付け根(小趾球)

 

3. かかと

 

この3点で体重を支えることを「三点支持」と呼びます。

 

三点支持ができれば、自然と足裏全体に体重が分散し、脚のバランスも整ってきます。

 

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■ 日常の中で意識するポイント

 

立っているとき:両足で三点支持を意識する

 

歩いているとき:片足で接地しているタイミングに三点支持を意識する

 

 

三点支持ができると、膝のねじれが起こらず、O脚の進行も防ぐことができます。

もちろん、膝の内側の関節への負担も減ります。

 

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■ O脚と膝の痛みの関係を再確認

 

多くのO脚の方は、足裏の外側に重心が偏っています。

 

この不適切な体重のかけ方が何年も続くことで、脚の形がどんどん悪化し、

気づいたときには膝の痛みが出ているというケースが非常に多いのです。

 

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■ 今すぐできるセルフチェック

 

以下をチェックしてみてください。

 

・普段履いている靴の外側だけが極端にすり減っていないか?

 

・外反母趾や足のタコ、指の変形はないか?

 

・足裏のアーチが崩れていないか?

 

足部の状態が悪いと、適切な体重支持ができず、膝に負担をかける原因になります。

 

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■ まとめ

 

今回は「足裏の体重支持が大切である」というテーマでお伝えしました。

 

簡単にまとめると…

 

1. 足裏の外側で体重を支える

 

2. O脚になる

 

3. 膝関節の内側の軟骨がすり減る

 

4. 痛みにつながる

 

このような流れで進行していきます。

 

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■ 次回予告

 

次回は、**具体的な調整方法(O脚の改善アプローチ)**について詳しくご紹介します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。