vol.81 「動かないと老化が進む?体を動かすことの本当の意味」

【体は動かし続けないといけない】



最近「体を動かさなきゃ」と思いながら、気づけば座っている時間が長くなっていませんか?

実は、体を動かさないことは「地球にいながら宇宙にいるのと同じ状態」と言われるほど、体に大きな影響を与えます。



日頃から体を動かそう、

運動をして健康になろう

といっことはよく言われることです。



歩いたり、階段を使ったり、

スポーツをしたり、



活動する時間を

増やすことは健康に繋がる

ということは皆さん周知しています。



しかし、

なぜ体を動かすことが

必要なのでしょうか。



そんなことを書いていきます。



人の体は約40兆個の

細胞が集合してできており、



細胞一つ一つが酸素と栄養素を吸収し、

二酸化炭素や老廃物を排出して

新陳代謝を繰り返して元気な状態を保っています。



そして、

酸素や栄養素を各細胞に運んで届け、

二酸化炭素や老廃物を回収するのは、

血液とリンパ液です。



ですから血液とリンパ液が

スムーズに流れることがまず大事になります。



さらに、

その血液、リンパ液を還流させるために

必要なポンプの役割を担うのが「筋肉」です。



関節を動かすことで

筋肉が収縮→弛緩することによって

体液(血液、リンパ)の循環が促進されます。



当然、

体を動かさなければ、

上記に書いた一連の流れが

スムーズに行われません。



細胞への栄養素や酸素の供給が

不足してしまうのです。



ここが非常に大事なことです。



健康とは、

40兆個の細胞が

常に活性化している状態といえます。



そのためには、血液、リンパの流れが

スムーズな状態を維持することです。



その根本が

体を動かす、筋肉を動かす

ということになります。



人は地球で生きている限り重力(1G)に

抗して動き続けないといけない生き物です。



普段、家で横になる、座る時間が長い、

立つこと、歩くこと、

体を動かすことが少ない方は



重力を受けることが少なくなり、

体のあらゆる機能が低下していきます。



重力を受けないわけですから、

宇宙空間にいる状態に近い環境で

生活をしているとも言えるでしょう。



宇宙空間で生活をしていると、

無重力状態ですから、

骨や筋肉は刺激を受けなくなります。



そうすると、筋肉は減少し、

心臓機能は低下して、

骨からカルシウムが溶け出し、

骨がスカスカになります(骨粗鬆症)。



宇宙ステーションでは、

毎日2時間ほど運動をするようですが、

それでも数ヶ月経つと、

地球にいた状態は維持できないそうです。



つまり、

地球での生活では、

1Gの中で二本足で立ち、

歩き、体を動かすことで

筋肉や骨、体の機能を維持しているのです。



地球上で二本足で立たない、

歩かない、からだを動かさないと、

宇宙空間にいるときと

同じようなことが体に起きてきます。



筋肉の減少、骨密度の減少、心機能の低下、

関節が動かしずらくなる(関節拘縮)、

自律神経の乱れ、立つことがつらい、

歩くのがつらい、そのような状態になるわけです。



このような状態になることを、

廃用症候群(はいようしょうこうぐん)

といいます。



体を動かさないことにより、

体のあらゆる機能が低下する二次的障害です。



病気や怪我であれば

体を動かせないですが、



体が動かせるのに、動かはないわけですから、

そうなることは当然の結果です。



体を動かさないから、動かせなくなるのです。



今回、

なぜ体を動かさないといけないのか?

考え方の一部を書きました。



体を日々動かしてください。

これは、高齢者だけでなく若い方も同じです。



体を動かさないと、

宇宙空間で生活していることと

同じになるのです。



「体を動かすこと」がまずは一番大事です。

FUJI TRAINING GYMでは、痛みのある方や運動が苦手な方でも、体を無理なく動かせる方法をお伝えしています。

まずは体験トレーニングから始めてみてください。



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