【ストレッチングの基本】
今回はストレッチングの話です。
ストレッチという言葉が
世界的に広まったのは、
1975年にボブアンダーソン
が著した「ストレッチング」がきっかけ
だといわれています。
ストレッチングの目的は
主に二つです。
1.筋肉の緊張を緩めること
2.筋肉の長さを戻すこと
筋肉を良い状態に戻すことで、
・柔軟性の向上
・関節可動域の改善
・血液循環の促進
などの効果が期待できます。
ですから、
リハビリやスポーツ現場など
様々な目的で行われます。
一般的には、
体の柔軟性を
取り戻す目的として
行うことが多いのでは
ないでしょうか。
そこで、
今回はストレッチングをより
「効果的にする方法」を
紹介したいと思います。
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まず最初に、
ストレッチングを行うときは、
「体のポジション(姿勢)」
が非常に大事になります。
基本的に筋肉は、
「リラックス」しないと
緩まないという性質があります。
筋肉は緩んでいる状態で
伸ばされることで、
更に伸張され、
柔軟性が高まります。
力が入った状態では、
筋肉が縮もうとする力と、
伸ばそうとする力が
引っ張り合うので、
筋肉は緩むことができません。
ですから、
必ず楽なポジションで
筋肉がリラックスした状態で
行うことが大事になります。
きつく強く伸ばすことが
良しとされていたり、
わざわざ難しいやり方で
行っているケースが
多くあります。
例えば、
長座の姿勢をとり、
(地面に座り、脚を前方に伸ばした状態)
前屈をするとします。
(長座体前屈)
柔らかい人は
気持ちよくできるのですが、
体の硬い人は、
太もも裏の筋肉や
腰の筋肉が突っ張ってしまい、
痛くて、つらいはずです。
その様な姿勢で我慢しながら
ストレッチを行っても、
ほとんど筋肉は伸びませんし
緩みません。
ですので、からだが硬い方が
長座体前屈をする場合は、
やり方を楽なポジションに
変えることが
必要になります。
例えば、
膝を伸ばして
行うのではなく、
少し膝を曲げるだけで、
体は前屈しやすくなり、
リラックスした
ポーズをとることができます。
また、座布団を数枚重ね
高さを作ったところに
座って行うことも、
少し余裕を持った
ポジションをとることができます。
そうして、できるだけ
リラックスした状態を作り、
ターゲットの筋肉を
伸ばしてあげると、
30秒もすれば
確実に柔軟性が
向上していることが
確認できるはずです。
同じ筋肉を伸ばす目的でも、
相手によって、
個人によって、
ポジションを変化させることが
大事になります。
常に、楽に気持ちよく、
これが大事です。
体が硬い人は
筋肉を無理に伸ばされることは
一番辛いはずです。
筋肉を伸ばすときは
体ができるだけ緊張しない
楽なポジションを
心がけてみて下さい。
以上
今回はここまで
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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