【ストレッチング時間について】
前回はストレッチでのポジションの
重要性について書きました。
ストレッチを行うとき、
キツイ、辛いポジションでは
筋肉は緩みません。
必ず楽で気持ちいい
ポジション(姿勢)で行うこと
が大事です。
今回は
ストレッチングの際に、
伸ばし続ける「時間」について
書いていきたいと思います。
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ストレッチングとは
「筋肉を伸ばし続ける」
という意味です。
あるポジションをとり、
筋肉を伸ばし続けて
可動域を伸ばしていく
もしくは、筋肉を緩める
という目的で行うことが
ほとんどです。
そこで「伸ばす時間」について
考えたことがあるでしょうか?
今回はその解説をしていきます。
筋肉は筋線維(きんせんい)
という線維が集まって
束になったものです。
そしてさらに、束になった筋肉は
筋膜という膜で覆われています。
ストレッチングで
筋が伸ばされるときの状態を
調べると、
実際は、
「筋肉」ではなく
「筋膜」がメインに伸びている
ことがわかっています。
そこで、最近では
「筋膜リリース」
という言葉もでてきています。
要は、
筋膜が伸びれば、
筋肉も伸びるということです。
そして、
筋膜の材質は
大きく二つのたんぱく質で
できています。
・エラスチン
・コラーゲン
まず、エラスチンです。
「弾力性」を作る材料であり
伸縮性があります。
エラスチンは、ストレッチで
伸びるまで「30秒ほど」
といわれています。
一般的ストレッチングは、
およそ30秒ほどですので、
このエラスチンが伸ばされて
筋肉が伸びていることになります。
そして、次にコラーゲンです。
肌のハリに必要なものとして
有名ですが、
肌だけではなく、
筋肉の材質でもあります。
コラーゲンはエラスチンとは違い
あまり伸縮性はないのですが
筋膜の「強度」をつくる
たんぱく質です。
要は強さを
補強してくれています。
肌もコラーゲンが減ると
ハリがなくなり、
たるんでくるのと同じです。
このコラーゲン線維を
伸ばすには、
「90秒から3分」
ほどといわれています。
少し長い時間が必要なのです。
一般的なストレッチでは、
長くても30秒程しか
伸ばさないので、
ほとんどは、
「エラスチン」がメインに
刺激されている
ということになります。
そうなると、
一時的には
柔軟性がでますが、
すぐに元に戻ってしまうという
欠点があります。
ですので、
特に筋肉が硬いケースは
コラーゲンまで伸ばしていく
必要があるわけです。
コラーゲンまで刺激を
与えるためには、
あるストレッチングの
ポジションをとったら、
90秒ほど伸ばしてみることです。
ポイントは、
前回にも書いた通り
楽に気持ちよく伸びている程度に
することです。
90秒もきついというかたは
休憩をいれながら、
30秒を3セット以上
やるのもいいです。
コラーゲン線維まで
刺激が届くように
「時間をかける」ことが大切です。
楽に、気持ちよくを
忘れないようにして下さい。
伸ばす時間を変えれば、
結果が変わると思います。
今回はここまで
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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