vol.69 痛みが出る原因と対策①

 

 

【痛みの原因①】どこもぶつけていないのに痛いのはなぜ?

 

 

こんにちは。四ツ橋、心斎橋、北堀江エリアの

パーソナルジムFUJI TRAINING GYMの冨士です。

  

 

今回はからだに痛みが出る原因について、
二回に分けて書いていきたいと思います。

 

 

 

■外傷と蓄積型の痛みの違い

 

 

転んだり、打ちつけたりといった外傷が要因の場合、
これは痛みの原因が明確です。

 

 

 

しかし、問題は「普通に生活していて出てくる痛み」。

 


首、肩、腰、膝、足などの部位や、靭帯、筋肉、関節といった組織に、
痛みが徐々に現れるケースがあります。

 

 

 

これはいわゆる「蓄積型の痛み」です。

 

 

 

■病院での対応とその限界

 

 

たとえば膝が痛くなると、
まず病院に行き、レントゲンや精密検査を受けます。

 

 

 

関節軟骨がすり減っている、

骨がぶつかっている、

靭帯が損傷している…

 

 

こういった診断があれば、

注射や手術などが提案されることもあります。

 

 

 

しかし、検査しても「異常なし」という場合や、
異常はあるが手術までは必要ない

「保存療法で様子を見る」ということもあります。

 

いわゆる「慢性痛」です。

 

 

 

■「原因がわからない」と言われた方へ

 

 

検査で問題がないと、

痛みの原因そのものには踏み込まれません。

 

 

筋肉の使いすぎ、加齢、筋肉をつけましょう

と言われることが多く、

 

 

湿布や痛み止めが出されて

終わるケースもあります。

 

それでも改善しない。

 

 

マッサージや治療院に行ってもダメ。
そういった方が、私のところに相談に来られます。

 

 

 

 

■本当の原因に目を向ける

 

 

痛みが出た部位は

「ストレスを受け続けた結果」として現れます。

 

 

その部位が悪いのではなく、

ストレスの蓄積が限界を超えたのです。

 

 

 

では、なぜそこにストレスが集中したのか。
その根本を探る必要があります。

 

 

 

 

ここで1つ目の大きな要因が「体の崩れ」です。

 

痛みを抱えている方の体を見ると、

 

 

ほぼ必ず、ねじれ・ゆがみ・姿勢の崩れが見られます。

 

立った時に…

 

  • 頭が傾いている

  • 鼻筋や顔がゆがんでいる

  • 肩の高さが違う

  • 骨盤の位置がズレている

  • 脚の形が悪い

  • 足の接地位置がおかしい

 

こうした細かい崩れが積み重なっています。

 

 

 

■体全体の連鎖が痛みを生む

 

 

体はつながっています。

 

頭がねじれていれば背骨もねじれ、

骨盤も股関節も、膝も足元もズレていきます。

 

 

その結果、どこかに過剰な負担がかかり、

そこに痛みが出るのです。

 

 

 

これは人によって異なるため、

丁寧な個別チェックが必要になります。

 

 

 

 

■対処すべきは「結果」ではなく「原因」

 

 

痛みが出ている場所だけを見るのではなく、

その原因となっている「体の崩れ」を整え、

本来の正しい姿勢・バランスに戻していくことが大切です。

 

 

 

やることはシンプルです。

 

 

  • 全身の崩れを整える

  • 正しい立ち方を身につける

  • 負担の原因を突き止めて解消する

 

 

これこそが、根本改善です。

 

 

 

■まとめと次回予告

 

 

今回のテーマは、

痛みの原因のひとつ「体の崩れ」でした。

 

 

 

次回は、もう一つの要因である
**「体の動かし方」**について

お話ししたいと思います。

 

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。