【痛みの原因①】どこもぶつけていないのに痛いのはなぜ?
こんにちは。四ツ橋、心斎橋、北堀江エリアの
パーソナルジムFUJI TRAINING GYMの冨士です。
今回はからだに痛みが出る原因について、
二回に分けて書いていきたいと思います。
■外傷と蓄積型の痛みの違い
転んだり、打ちつけたりといった外傷が要因の場合、
これは痛みの原因が明確です。
しかし、問題は「普通に生活していて出てくる痛み」。
首、肩、腰、膝、足などの部位や、靭帯、筋肉、関節といった組織に、
痛みが徐々に現れるケースがあります。
これはいわゆる「蓄積型の痛み」です。
■病院での対応とその限界
たとえば膝が痛くなると、
まず病院に行き、レントゲンや精密検査を受けます。
関節軟骨がすり減っている、
骨がぶつかっている、
靭帯が損傷している…
こういった診断があれば、
注射や手術などが提案されることもあります。
しかし、検査しても「異常なし」という場合や、
異常はあるが手術までは必要ない
「保存療法で様子を見る」ということもあります。
いわゆる「慢性痛」です。
■「原因がわからない」と言われた方へ
検査で問題がないと、
痛みの原因そのものには踏み込まれません。
筋肉の使いすぎ、加齢、筋肉をつけましょう
と言われることが多く、
湿布や痛み止めが出されて
終わるケースもあります。
それでも改善しない。
マッサージや治療院に行ってもダメ。
そういった方が、私のところに相談に来られます。
■本当の原因に目を向ける
痛みが出た部位は
「ストレスを受け続けた結果」として現れます。
その部位が悪いのではなく、
ストレスの蓄積が限界を超えたのです。
では、なぜそこにストレスが集中したのか。
その根本を探る必要があります。
ここで1つ目の大きな要因が「体の崩れ」です。
痛みを抱えている方の体を見ると、
ほぼ必ず、ねじれ・ゆがみ・姿勢の崩れが見られます。
立った時に…
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頭が傾いている
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鼻筋や顔がゆがんでいる
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肩の高さが違う
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骨盤の位置がズレている
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脚の形が悪い
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足の接地位置がおかしい
こうした細かい崩れが積み重なっています。
■体全体の連鎖が痛みを生む
体はつながっています。
頭がねじれていれば背骨もねじれ、
骨盤も股関節も、膝も足元もズレていきます。
その結果、どこかに過剰な負担がかかり、
そこに痛みが出るのです。
これは人によって異なるため、
丁寧な個別チェックが必要になります。
■対処すべきは「結果」ではなく「原因」
痛みが出ている場所だけを見るのではなく、
その原因となっている「体の崩れ」を整え、
本来の正しい姿勢・バランスに戻していくことが大切です。
やることはシンプルです。
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全身の崩れを整える
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正しい立ち方を身につける
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負担の原因を突き止めて解消する
これこそが、根本改善です。
■まとめと次回予告
今回のテーマは、
痛みの原因のひとつ「体の崩れ」でした。
次回は、もう一つの要因である
**「体の動かし方」**について
お話ししたいと思います。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。