vol.13 歩行時の脚の動きについて

【歩行では脚は自然に動く】

歩く時に大切なことは、

「脚を意識的に動かしてはいけない」

ということです。

例えば、

胸に重心を置いて

前方に移動するとします。

そうすれば重心が進んだ分だけ

自然に脚が動き、

足が地面に着地します。

なぜ自然に動くかと言うと、

当たり前ですが

脚を動かさないと

倒れてしまうからです。

両足を平行にした、

立位姿勢では、

鉛直(えんちょく)に

両脚が伸びています。

静止状態から、

重心を少し前に傾け、

前方へ移動すると、

足首の関節が支点となって、

骨盤が前方へ

移動する動きになります。

(前に倒れそうになる)

そのまま重心を前へ進めると、

移動した重心の真下に

どちらかの脚が前方へでてきて

着地します。

(※厳密では重心のやや前になる)

一方、

着地した脚の逆脚は

重心より後方にあり、

股関節は伸ばされたままです。

さらに重心を移動させると、

次は後方に残っている脚が

前方に振り戻され、

移動した重心の真下で

着地することになります。

重心移動→着地

その繰り返しが歩行です。

つまり、

脚は動かそうとするのではなく、

重心を前へ前へ

移動させることにより、

自然に動くという事になります。

その様な動きを身につけると、

力をほとんど利用しないので、

最小のエネルギーで

移動することが可能になります。

脚は意識的に

動かそうとしてはいけません。

重心移動から

自然に脚が前方へ送り出される

そのような歩き方を

身につけることが

大事になります。

今回はここまで

最後まで読んで頂き、

ありがとうございます。