vol.25 運動をしないと筋肉は落ちてくる

今回は

体を動かさないことのデメリットに

ついて書いていきます。



何かのきっかけで

自宅療養生活にはいり、



何もしないで

安静にしていると、

スタミナを表す

「最大酸素摂取量」は

30%近くも低下するといわれています。



最大酸素摂取量とは、

体内に取り込める

酸素の量であり、



数値が高いほど、

高い運動ができる

ということになります。



また、

心臓が一回の収縮で

拍出する血液量は

約25%減少するといわれています。



つまり、

体を動かさないでいると、

酸素を取り込む能力や



血液を全身に送る

心臓の働きが

低下してしまう

ということです。



さらに、

心臓の収縮力、血管の弾力性、

血液量も低下するので、



起立性のめまい、失神が

起こりやすくなります。



体は重く、動かしにくくなり、

すぐに息切れします。



しかし、自宅療養が解け、

体が回復して、

トレーニングを再開すると、



大体10日ほどで

もとのレベルに戻っていくと

言われています。

(体力レベルが高い方は

はさらに時間がかかります)



動けば体力は回復していく

ということです。



しかし、問題なのは、

普段から運動習慣のない方です。

特に40代以降の方でしょうか。



病気やケガでもないのに、

自宅でじっとしている。

運動を行わないとなると、



自宅療養をしている状態と

同じ状況になり、

体力はどんどん低下していきます。



前述した、

心肺機能はもちろんですが、



筋肉の量に関しても、

低下が起こります。



筋肉の量は、

45歳から急激に低下し、



70代では20代の

30%まで減少すると

言われています。



ですから、

家でじっとしていると、



心肺機能と

筋肉量の減少が進み、



そのうち、

動きが鈍くなります。



筋肉量の低下率は

少しづつなので、



普段から、

自覚することは

ありません。



きづいたときには、

既に進行していることが多いです。



ですから、

体は毎日、常に動かしておくことが

大事になります



歩いたり、走ったり、

しゃがみ立ちをしたり、

階段を上ったり、降りたり、



腕を上げたり、回したり、

脚を上げたり、伸ばしたり、

前屈したり、後屈したり、

体を捻ったり、



深呼吸をしたり、声を出したり、

笑ったりすることです。



全て「運動」になります。

基本的なことでかまいません。



人は動き続けないと

生きてはいけない

生き物です。



体を動かないことは

体を衰えさせるということを

認識しておいてください。



これは

老若男女すべての方に

言えることです。



今回はここまで、

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。