vol.29 腹筋を鍛えれば腰痛は治るのか

【腹筋を鍛えれば腰痛は治るか】



今回は簡単な

考え方を書きたいと思います。



腰痛の方から

よく聞く言葉の一つに、



「腹筋が弱い」

ということがあります。



腹筋、または背筋が弱いから、

腰痛になっていると

思っている方は多いかと思います。



仮に腹筋を強化して

腰痛が改善するとしたら、



腹筋の強いアスリートや

筋トレをしている方は、

腰痛にならず、



筋肉が出来上がっていない

子供などは、

腰痛が起きやすい

ことになります。



しかし、

そういうことは

ありませんよね。



例えば、

腰痛の方の

腹筋と背筋の強さが、



腹筋30対背筋70

だったとします。



鍛えて、治そうとすると、



30の腹筋を鍛えて、

30→70にする考え方になります。




そういう考えでは、

どこまで腹筋を鍛えればいいのか、

基準が曖昧です。



大事なことは、

「筋肉の強さ」ではありません。




「筋肉のバランス」です。



腹筋と背筋の

筋肉の緊張バランスを、



50対50に、

整えることです。



不適切な姿勢や

間違った体の使い方で、



腰の緊張が強くなることで、

痛みに繋がります。



つまり、

筋肉は緊張し、硬くなって

腰痛になるのです。



ですから、

腹筋や背筋を

鍛えようとするのではなく、



腰周辺の筋肉、

緊張している筋肉を、

「緩める」ことが

必要になります。



腰の緊張を緩めて、

元の弾力性のある

柔らかさに戻してあげると、



腹筋と背筋の緊張度は、

自然に50対50になります。



腰痛の原因の90%は、

筋肉が緊張していることで

起こると言われています。



筋肉は硬く、弾力性を失い、

緊張しているだけです。



腰痛の方は、

筋肉を強化すると

考えるよりも、



筋肉を緩め、バランスを

調整していくことを

考えていくことです。



今回はここまで

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。