vol.35 人は動かないと、体は衰える

【体は動かさないといけない】



前回は

体を酷使させたり、

筋肉を使いすぎたりすると、

筋肉の機能が低下し、



体の問題やパフォーマンスの低下に

つながるということを書きました。



今回はその逆で、



体を動かさない、

筋肉を動かさなことでも



筋肉の機能は低下する

ということを書いていきます。



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前回、

ルーの三原則を

紹介しました。



1.刺激の負荷を増していくことで筋肉は発達する

2.刺激の負荷が強すぎると発達は抑制し、筋肉は疲労する

3.刺激の負荷が少なすぎると、筋肉は萎縮する



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今回は

3についてです。



体への刺激が少なすぎると、

筋肉は萎縮し、硬くなり、

弱くなっていくということです。



これは当たり前のことですが、

ほとんどの方に

当てはまることではないでしょうか。



社会人になり、

運動習慣が極端に少なくなると、



45歳ごろから

急激に筋肉量は低下する

と言われています。



体に適度な刺激を与えないと、

筋肉は硬く弱くなっていくのです。



硬く弱くなった筋肉は、



柔軟性の低下が起こることで

肩こり、腰痛などの痛みが出てきます。



また、

筋肉の弾力性が低下することで

血流が悪くなり、体は冷え、



新鮮な酸素や栄養素が

細胞に届きにくくなります。



そうすると、

自律神経の乱れが起きたり、

体の痛みや、アレルギー

などの問題を引き起こします。



ですから、

体を適度に動かさなくては

いけないのです。



では、

適度とはどれくらいかというと、



自分の体(体重)を

自由に扱える能力を

維持することだと考えています。



腕や脚を自由に動かせること、

体幹を曲げたり、伸ばしたり、

捻ったりできること、



しゃがんだり、立ったり

階段を上ったり、下りたり、

歩いたり、走ったり、

といったことを行うことです。



ここでのポイントは、

苦しい、辛い、しんどい

ところまでは行わないこと。



上記の動作を普段から

できる範囲で

行えばいいのです。



普段、

体を動かさない方は、

筋肉はどんどん

硬くなっていきます。



特に高齢者は顕著です。



そこで、

体を動かそうと考える時、



一般の方は決して、

重いものを持ったり、

筋トレで強くしようと

考えてはいけません。



それでは、

余計に筋肉は硬くなってしまい、

問題は解決しません。



大事なことは、

楽に気持ち良く、

筋肉、関節を動かし、



弾力性のある筋肉、

自分の体を自由に

動かしていくことです。



肩こり、腰痛などの

体の痛み、



冷え、肌荒れ、

様々な不定愁訴がある方は、



生活動作で体を動かし、

筋肉の弾力性を取り戻す

ことを目指してみては

いかがでしょうか。



人は一生動き続けないと

いけない生き物です。



今回のメールをきっかけに、

少しでも意識が変わると

嬉しく思います。



運動をしているけれども、

問題が解決しない方は、

是非、一度ご相談下さい。



今回は、ここまで

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。