【スクワットの動き出しについて】
スクワットはいわゆる
「しゃがむ、立ち上がる動作」ですが、
そのフォームに関しては
様々なやり方が推奨されています。
今回は、
立っているところからの
「最初の動かし方」についてです。
非常に大事なところですので、
参考にしてみて下さい。
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スクワット動作が
うまくできない方の
動き出しのほどんどは、
1.膝関節から動かしている
2.股関節から動かしている
この二つのどちらかが原因です。
まず、
膝関節から動かすと
どうなるかですが、
膝が前に移動していきます。
膝を前に出しながら
重心を沈めていくと、
ある程度から
しゃがめなくなります。
なぜなら、
膝を前方へ出すことで、
脛の骨が前傾し、
足首の関節が限界域に達して
ロックされることで、
それ以上曲げることが
できなくなるからです。
そこからは、
重心を垂直に
沈めることはできません。
その様なスクワット動作は、
いわゆる
膝の浅い曲げ伸ばし動作になり、
太ももの前面(大腿四頭筋)や
膝に強いストレスがかかります。
次は、
股関節から動かすケースです。
立ったところから、
股関節から動かそうとすると、
お尻を引く動作になります。
そこから体を
沈めようとすると、
次は、
膝を曲げる動作が
できなくなり、
後方へ重心が
移動してしまうことで、
後ろへ倒れて
しまいそうになります。
そうすると、
つま先が浮いてきて、
バランスを保持できません。
どちらの動き出しも、
自然なスクワット動作にはならず、
非常に窮屈な動きになります。
あまり世間では
言われていませんが、
スクワットの動き出しで
大事なことは、
「足首」から動かすことです。
上記に書いたような、
膝関節と股関節の動きは
非常に大事ですが、
どちらかを優先的に
意識してしまうことで、
自然な動きから外れます。
しかし、
足首から緩めてみると、
膝関節と股関節は自然に
スムーズに動くことになり、
結果、
適切なスクワット動作が
できるようになります。
まず、
立った状態から、
足首を緩めます。
足首の力を抜く感じです。
そうすると、
膝と股関節も同時に
自然に曲がり、
足裏全体に体重がのります。
そのようにして、
10cmほど
重心を沈めることを
何度も繰り返してみて下さい。
慣れてきたら、
10cmほど重心を沈めたところから、
お尻をやや後方へひきます。
そこから体を沈めていくと、
足首、膝関節、股関節の
3つの関節が協働し、
自然なしゃがみ込み
動作になります。
うまく
しゃがみ込むためには、
この3つの関節が
連動、協働、協調して
動くことが大事です。
まとめると、
立った状態から、
1.足首から緩める
2.重心が10cm程度沈む
(3関節が自然に曲がる)
3.お尻をやや後方に出す
4.そこから重心を沈めていく
慣れてくれば、
意識をしなくても
自然にしゃがみ込む
ことができます。
当然、
脚の形は整い、
膝の負担もなく、
ヒップアップし、
バランスの良い脚の形へ
変化していきます。
文章では
難しいかもしれませんが、
スクワットが
うまくいかない場合は
是非、動き出しを
足首からにしてみて下さい。
今回のスクワット動作の
細かい解説は、
こちらの他サイトの私の
ブログ記事に書いています。
(スクワット動作の解説)
http://fuji-training.blog.jp/archives/29495177.html
少し難しいかもしれませんが、
ご興味のある方は、
読んでみてください。
今回はここまで、
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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