vol.52 体を曲げる、伸ばす筋肉について

【屈筋と伸筋について】



体にある筋肉は大きく、

屈筋(くっきん)と

伸筋(しんきん)に

分けられます。



屈筋とは、関節を曲げる筋肉

伸筋とは、関節を伸ばす筋肉

です。



例えば、

腹筋は体幹を曲げる筋肉(屈筋)

背筋は体幹を伸ばす筋肉(伸筋)



股関節を曲げるのは、

太ももの前の筋肉(屈筋)



股関節を伸ばすのは

太ももの後ろの筋肉(伸筋)



このように分けられて

います。



年齢を重ねると、

筋肉が萎縮していくと

言われていますが、



この2つのうち、

萎縮が進みやすいのが、

「伸筋」です。



伸筋が衰えると、

体を伸ばす能力が

低下します。



つまり、

体が曲がりやすくなります。



首は前に倒れやすくなり、

背中は曲がりやすくなり、

股関節は曲がりやすくなり、

膝は曲がりやすくなり

肘は曲がりやすくなります。




つまり、

体を曲げる筋肉である

「屈筋」が非常に

緊張しやすくなります。



ですから、

年齢を重ねていくと、

伸筋をきちんと働かせる運動が

必要になり、



逆に

屈筋は緩めていくこと、

緊張をさせないように

することです。



という話をすると

筋トレで伸筋を鍛えなくては

と考えてしまいがちです。



しかし、まず一番大事なことは

きちんと「立つ」ことです。



立つことは、

関節が伸びることになり、

伸筋を働かせることになります。



立つことが

一番の伸筋の

トレーニングになります。



立ち方が不適切な場合、

緊張した屈筋を緩めること、



立ったときに、きちんと

関節が伸びるようにすることです。



きちんと立つことができれば、

自然に伸筋が活動します。



まずは立つことが重要です。



きちんと立つことができれば、

そこから筋トレを

スタートすることです。



重要となる筋肉を

一つあげると、



お尻の筋肉が大事です。



お尻の筋肉は

脚の重要な伸筋であり、



立つ、歩く、

しゃがむ、立ち上がる

といった生活の動きの

大事な筋肉です。



お尻を刺激していくことで、

一生歩ける体を作る

ベースができます。



そのためにオススメの

トレーニングが

スクワットです。



しゃがつ、立ち上がる動作です。



この動作をきちんと行うだけで、

お尻の筋肉だけでなく、



脚全体を刺激することができます。



また、

椅子からの座り立ちでも

同じような効果を得られます。



まとめると

筋肉は屈筋と伸筋がある

伸筋が衰えやすい

屈筋は緊張しやすい

伸筋を刺激していくこと

きちんと立つことが大事

スクワットを行うこと

椅子からの座り立ちを行うこと



今回はここまで



以上

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。