【関節が痛いときには、動いた方が良いか】
今回は、
質問がありましたので、
考え方を答えたいと思います。
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歩くときに
右の股関節に痛みがあり、
痛みをかばっていたら、
今度は左の膝に痛みがでてきました。
筋肉をつけないといけないと思い、
痛みを我慢しながら
歩いたり、運動することを
心がけています。
しかし、痛みが治りません。
どうしたらいいでしょうか?
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このような質問です。
直接、体を見たわけではないので、
メールでのアドバイスになりますが
一部書きたいと思います。
内容が参考になればと思います。
まず、
右の股関節の痛みがあり、
それを「かばう」ように歩いていると
左の膝に痛みが出たということです。
これは、
片足に過度な体重負荷が
かかっている
と考えられます。
その結果、
左膝へのストレスが
大きくなっているのでしょう
まず、このようなケースでは、
立っている時のバランスが
崩れているはずです。
両足裏、50対50で
体重を支えられていない
ことが考えられます。
二本足で立つとき、
両足裏で均等に
体重支持ができていないと、
歩いた時に
どちらかか一方が
負担を多く受けることになります。
両足できちんと
体重支持ができていなければ、
当然、片足でも、
体重支持ができません。
一度、
鏡の前に立ち、
姿勢をチェックしてみましょう。
・両足の裏に体重が均等にのっているか
・脚の伸びに左右差はあるか
・脚がО脚X線になっていないか
・頭が傾いていないか
・鼻筋は真っ直ぐか
・耳の位置は左右対象か
・肩の高さは左右対象か
・手、腕の位置は左右対称か
・体幹にねじれはないか
体のバランスの崩れを
確認し、修正する必要があります。
また、
筋肉をつけるために
歩いているということも問題です。
体に痛みがあるのに、
かばって歩いているのに、
もっと、歩かないといけない
筋肉を使わなくてはいけない
と考えてはいけません。
歩くという運動は
きちんと立つことができてから
行うものです。
きちんと立てていなければ、
当然、偏ったストレスが
かかります。
それが、
右の股関節や左の膝
に蓄積された
ということです。
ですから、
今回のケースでは、
まずは体のバランスの崩れを
調整すること、
そして、股関節、膝へ
負担がかからないよう、
バランスよく立ち、
歩くことから始めていくことです。
そのためには、
体の全体の筋肉、筋膜を柔らかく
する必要があります
筋肉を柔らかくする、
弾力性をもった状態にする
「体の調整」と
適切に立つ、歩く
といった「動作」を
習得していくことが
大事になります。
簡単な修正法を紹介します。
まず、鏡の前で
足幅を20cmほどに置いて立ちます。
次に、
重心を少しだけ(10cm程)沈め、
浅くしゃがんだところで、
両足裏で体重を支持します。
このとき、
50対50で体重を支持することを
意識することです。
どちらかにバランスが崩れることがなく、
両足裏全体で支えていることを
何度も繰り返して、
認識することです。
次は、同じように
足幅を20cmほどに置いて両足で立ちます。
そして、片足の踵を上げ、
もう一方の足裏で体重を支持し、
10秒ほどキープします。
できるだけ、
片足の足裏全体で体重を支持
していることを感じることです。
それを左右繰り返します。
おそらく、
左右のバランスが違うことを
感じるはずです。
片足の足裏で、
きちんと体重を支持できていることを
何度も確認することです。
繰り返していると、
左右のバランスが整っていき、
脚の筋肉のバランスが
整ってきます。
このように、
まずは、両足、片足での体重支持が
きちんとできることを
確認することです。
そうすれば、
脚の筋バランスが整い、
歩くときの関節へのストレスが
変わるはずです。
以上
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
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