【生活習慣を見直すこと】
今回は
腰痛について書いていきます。
腰痛がある人は、
日本全国に約3000万人いると
言われています。
その中で、
病院でレントゲンや精密検査を
行っても、明確な原因を見つけられる
ことは少なく、
約20%ほどだと言われています。
その他の80%は何かというと、
病院では問題がないと言われる
原因不明の腰痛ということになります。
骨や関節に問題がないので、
このような腰痛は、
筋肉や筋膜の緊張によるものであり、
「筋・筋膜性腰痛」と呼ばれます。
ほとんどの腰痛は、
この筋・筋膜性腰痛です。
この症状の問題は、
関節や骨が由来ではなく、
運動や生活習慣での
腰へのストレスが原因であり、
筋肉の緊張によって引き起こされます。
病院では特に対処することができず、
慢性的な腰痛として
日々過ごしていくことになります。
そのような腰痛を持った方が
私の所へ相談に来られることが
多くあります。
まず、このケースで大事なことは
腰に負担をかけている、
筋肉が硬くなっている原因は何かを
見つけることです。
私は、腰痛の相談に来られた方には、
いつから痛いのか
どういう仕事をしているか
どういう運動をしているか、
どのような動きで痛むのか
趣味や生活習慣はどうか
もっというと、
家での定位置はどこか
(椅子、ソファーなど)
仕事ではどういう姿勢か
どういう靴を履いているか
など、
クライアントが生活の中で、
腰に負担を与えている原因を
追究していくところから
スタートします。
その追究が大事なのです。
例を挙げると、
ランニングをすると
腰が痛くなるケースでは
ランニングフォーム自体が問題で、
そのフォームを修正するだけで
腰の痛みが改善しました。
また、
料理人の方で、
左腰に痛みがあるケースでは、
仕事中いつも
片足に体重を支持している癖があり、
その癖を改善するだけで、
良くなりました。
パソコンでの仕事に方には、
座り方や椅子の高さ、
マウスの持ち方を変えてもらうと
楽になりました。
このように、
生活習慣や運動の中で
自然に腰に負担をかけていることが
根本の原因になっていることが
本当に多くあります。
そういうケースでは、
マッサージやストレッチングで
筋肉を緩めても一時的には良くなるが
また再発してしまいます。
まずは、
腰へ負担を与えている原因を探し、
その原因を解決することです。
問題のほとんどのは
何かの「癖」です。
体を不適切に使うこと、
動かすことで
知らず知らずのうちに
負担を与えているのです。
まずは、
原因を見つけることであり、
それを直しても
解決できないときは、
そこから
正常な体の状態に戻すため、
腰の緊張を緩めるため、
体の崩れやバランスの崩れを
調整していくことです。
腰痛をお持ちの方は、
何か生活の中で
ストレスを与えていないか、
良く考えてみて下さい。
それだけで、
解決することが多くあります。
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