年齢を重ねると、
筋肉の減少が起こる。
このことを「サルコペニア」といいます。
30歳以降、筋肉の密度が低下し、
筋肉内の脂肪が増えることで、
筋肉の横断面積が減少することが
CTによって明らかになっています。
45歳以降、
特に女性は顕著と言われています。
筋肉の機能に関しては、
パワーや大きな力を発揮するときに
活動する「速筋線維」の減少が起き、
そのために、
筋力の低下が起こります。
筋力が低下することから、
椅子の座り立ちや、
階段の上り下りといった動作、
瞬発的な動きが難しくなります。
また、加齢とともに減少するのは
筋肉だけでなく、
「骨の密度」も減少します。
骨に空洞ができて
骨の強度が低下していくのです。
このことを
「オステオペニア」といいます。
原因は、
体を動かさないことや
ホルモン、栄養面や遺伝的な
要因が考えられます。
これら、
サルコペニアとオステオペニアを
促進させないためには、
日頃からの「運動」が必須であり、
体を動かすことです。
その基本が
立つこと、歩くこと、
階段を上り下りをすること
体を機敏に動かしていくことです。
人は動き続ける生き物でありますから、
体を動かさないと、
筋肉と骨、他の組織の
能力が低下していきます。
私のトレーニング指導を受けられている方は
この基本の動作をきちんと行うことを
ベースにしています。
マシントレーニングを行ったり、
激しい運動をしたり、
ストレッチをするのではなく、
自分の体を
自由に扱える能力を
維持することです。
そして、
それにができれば、加えて
パワーを使う動作や
筋力を使う動作を
行っていきます。
これは、
速筋線維を刺激するためです。
速筋線維が刺激されることが、
サルコペニアを抑える大事な要素です。
当然、
安全にできる方法を選択して
行います。
筋肉量の減少、
骨密度の減少は
若いうちから始まっています。
是非、早くから
体を動かす習慣を
つけてほしいと思います。
そこで、
はじめは時間をかけて、
きちんとトレーニングを
習ってほしいと思います。
運動といっても
やみくもに動かすことでは
ありません。
適切な運動は
習わないと、
なかなか理解できないことが
現状です。
トレーニングを習うことで、
自分の体の動かし方を知り、
習熟していくことで、
一生その運動ができることになります。
ですから、
是非、トレーニング指導を
受けてみてください。
今回はここまで
最後まで読んで頂き
ありがとうございます。
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