vol.57 筋肉を鍛えたら痛みは治るのか

【筋肉を鍛えたら痛みは治るのか】】



筋肉を鍛えたら、

腰や膝の痛みは治るのでしょうか。



膝が痛くなれば

大腿部の筋トレを



腰痛になれば、

腹筋を鍛える



筋力が弱いから、

鍛えて改善しよう

という考え方です。



しかし、

現実的には痛みは

なかなか良くなりません。



鍛えるとはどのくらい

鍛えればいいのでしょうか。



その前に、筋肉を鍛えるとは、

どういうことでしょうか。



鍛えるとは、

「鉄などの金属を熱し、打って強くする」

「人に厳しい練習・修練をさせ、

技術や心身をしっかりしたものにする」



と書かれています。



つまり、筋肉を鍛えるとは、

厳しい刺激を与えて、

筋肉を強くするということです。



それで、

痛みは本当に改善されるでしょうか。



痛くなった膝や腰は

ストレスを受けたところです。



ストレスを受けている膝、腰に

更に強い刺激を与えるのが

鍛えることなのです。



ストレスを受けているわけですから、

普通に考えれば、

患部を休ませる、

ストレスを減らしていくことが

大事ではないでしょうか。



そう考えると、

周りの筋肉や各組織を

柔らかく、弾力性のある状態に戻し、



血液やリンパの流れを促進させて

新鮮な栄養素や酸素を細胞に送り込むことが

大事です。



そう考えると、

膝が痛いのに、

筋肉や関節は疲労しているのに、



更に大腿部を鍛えて、

疲労を蓄積させていくことは

適切ではないことがわかります。



大事なことは、

筋肉を緩めること、

バランスを整えること、

疲労やストレスを緩和することです。



そうすれば、

自然と痛みは軽減されるのです。



なんでも筋トレで鍛えよう

といった考え方は危険です。



更に体を酷使してしまうことになります。



ですから、

体に痛みがある方は、

筋肉を鍛えると考えるのではなく、



筋肉を緩める、

バランスを整える

ストレスを軽減する

組織を回復させる



まずは、

このような考え方をするべきです。




今回はここまで、

最後まで読んで頂き

ありがとうございます。