【免疫力と自律神経について】
前回は免疫力を高めるには
体温が大事ということを書きました。
今回は自律神経(じりつしんけい)と
免疫力の関係について書いていきます。
少し長くて、
難しいかもしれませんので、
読める方は最後までお願いします。
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自律神経は免疫機能の司令塔であり、
内蔵や代謝、体温などを
24時間コントロールしている神経です。
自律神経には
二つの種類があります。
・交感神経が働くと
心拍数の上昇
血圧の上昇
発汗の促進
排泄の抑制
筋肉の緊張
といった、
活発な昼間に働きやすくなります。
・副交感神経は逆になり、
心拍数の下降
血圧の下降
発汗の抑制
排泄の促進
筋肉の緩和
といった、夜やリラックスしているときに
働きます。
この二つが拮抗関係にあり、
バランスをとっていますが、
どちらかが優位に
なりすぎることが問題です。
自律神経のバランスが崩れる
一番の原因は「ストレス」です。
働きすぎたり、頑張りすぎたり、
悩みが多かったり、
寝不足になったりすると、
「交換神経が優位」に働きます。
まさに現代人の働き方です。
交感神経が優位になると、
内臓機能が低下し、
血流が悪くなっていくことで、
体の痛みや、病気になりやすくなります。
改善にはリラックスすること、
根本的にストレス環境を変えることが必要です。
逆に飽食や運動不足、
リラックスしすぎると
副交感神経が優位に働きます。
副交感神経が優位になると、
花粉症やアトピーといった、
アレルギー系の問題が
起こりやすくなることが特徴です。
アレルギー系の問題は、
リンパ球過剰体質が問題であり、
副交感神経優位を抑える必要があります。
改善には、運動がおすすめです。
食事では、甘いものを控え、
バランスの良い食事に変えることです。
また、自律神経の乱れは
免疫機能の兵隊である、
「白血球」にも影響を与えます。
白血球は、
単球、顆粒球、リンパ球に分かれ、
これらのバランスが免疫に関係しており、
それぞれの割合は自律神経が指令を出しいます。
血液の役割の一つに
体内のウイルスなどの
侵入者を監視し、
排除する免疫の役割があります。
この侵入者への
攻撃役が「白血球」です。
白血球のバランスを良い状態に
しておくことで、
ウイルスを攻撃してくれます。
自律神経のバランスが崩れる
→白血球のバランスが崩れる
→低体温になる→免疫力が低下する
大きくはこのような流れです。
そこで、
自律神経と白血球のバランスを良くする
重要な要素が「体温」です。
体温は「36.5度」が
自律神経と白血球のバランスを
いい状態を保てると言われています。
ですから、
体温を正常にしておく事が
根本的に大事なのです。
自律神経の乱れは、
生活習慣、仕事によるストレスが
関係することが多くあります。
交感神経が優位になり、
体は緊張して、
低体温になるのです。
ですから、
運動を行ったり、
筋肉を緩め、リラックスし
緊張を解すことが大事です。
体温を維持し、
自律神経と白血球の働きの
バランスを整えておくことが、
免疫力の高い状態を
維持できるのです。
次回は、
免疫力を高めるトレーニングについて
考え方、新しい発想を
書いていきます。
今回はここまで
最後まで読んで頂き
ありがとうございます。
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