【日常生活だけでは筋肉は衰える】
今回も速筋線維と遅筋線維についてです。
ここで少し復習です。
何度も書いていますが、
筋肉は大きく、
速筋線維と遅筋線維の
2つの種類に分かれます。
このうち、
歳を重ねると少なくなっていくのが、
「速筋線維」になります。
速筋線維が少なくなることで、
筋肉が細くなり、
体の動きが鈍くなっていくのです。
ですので、
トレーニングを行う時は、
速筋線維を鍛えていく必要がある。
ということになります。
ここは非常に大事ですので
必ず理解しておいて下さい。
ここで、簡単に
筋肉の原理について書いていきます。
筋肉を疲れさせるまで
運動するときには、
最初に遅筋線維から使われ、
その後に速筋線維が使われる。
という原理があります。
このことを
「サイズの原理」といいます。
つまり、
レベルの低い運動では、
主に遅筋線維しか
利用されないということであり、
疲れてきてから、
速筋線維が利用される。
ということです。
そこで、
普段の日常生活のレベルでは、
自分の持っている筋力の
何%ほど使われているでしょうか?
実は、生活レベルでは
自分の持っている筋力の20%程度しか
利用されていないといわれています。
人によりますが、
それだけ生活レベルでは筋力を
使っていないことがわかります。
自分の筋力の20%程度の活動では、
負荷が非常に低いため、
「遅筋線維」が主に利用されることに
なります。
その生活が何年も続くと、
当然、速筋線維は使われないので、
筋肉が減少していくことにつながります。
ですから、
日常生活レベルの運動だけでは、
歳を重ねたとき、
筋肉を維持できないということになり、
歳を重ねるほど、トレーニングや
運動をすることが大事である
ということになるのです。
ですから、
今運動習慣が全くない方は
徐々にトレーニングを
始めることをオススメします。
最低でも
40代ごろからが良いでしょう。
前述しましたが、
日常生活のレベルでは、
筋力の20%程度しか使っていません。
ですから、
最初に運動を始める時には、
急にきつい運動をするのではなく、
日常生活以上の
運動レベルであれば構いません。
いつもの生活にプラスして、
運動を取り入れるところから始めます。
その後に、
筋肉を少しづつ
疲れさせるような刺激の
トレーニングを行うことです。
それは必ず速筋線維に
刺激が入ることが大事です。
そうすれば、
一生自分の体を動かすことができ、
筋肉の減少を防ぐことに
繋がるはずです。
今回はここまで
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
コメントをお書きください