vol.86 【直せば治る】という考え方。姿勢・歩行・動作を直して体を元の状態に戻す

【直せば治る】体の不調を根本から「治す」ためのトレーナー的考え方

 

慢性的な痛みや体の不調を抱えているとき、「筋力が弱いから鍛えよう」「硬いからストレッチをしよう」と考えがちではありませんか?

 

しかし、そのアプローチでは、一時的に良くなっても同じ痛みを繰り返してしまうケースが多く見られます。

 

私たちが提案するのは、

問題の根本を「直す」ことで、

結果として症状が「治る」という考え方、

 

すなわち「直せば治る」というアプローチです。

 

 

1. 「治す」と「直す」の違い


まず、私のようなトレーナーは、

病気や怪我を「治す」(元の健康な状態に戻す医療行為)

ことはできません。

 

ここで私たちが重視するのは

「直す」という言葉です。

 

これは、「もとの良好な状態に戻す」

「役立つ状態に修復する」という意味を持ちます。

 

肩こり、腰痛、膝痛といった

体の慢性的な問題のほとんどは、

 

姿勢の崩れや体の捻じれ、

不適切な体の使い方

といった「悪い癖」によって

引き起こされています。

 

体が本来持つ自然で良い状態から

外れてしまっている(崩れている)部分を

「直す」ことで、結果的に問題が解消し、

症状が「治る」ことに繋がります。

 

 

2. なぜ体は「崩れて」しまうのか?


あなたの体が痛みや不調を訴えているのは、

その部位に「ストレスを与え続けてきた」結果です。

 

①不適切な「動きの記憶」

体が歪む大きな原因は、

日々の**「体の動き」に問題があるからです。

 

骨は勝手には動きません。

筋肉が収縮することで骨が動き、

その筋肉を動かしているのは「脳」**です。

 

不適切な動きを繰り返していると、

脳はその動きを記憶し、

筋肉のバランスが崩れ、

骨が引っ張られて体が歪んでいくのです。

 

 

②筋肉のバランスの崩壊

姿勢の崩れや体の捻じれがあると、

筋肉が収縮し硬くなります。

例えば、肩が前に出ている人は、

胸の筋肉が収縮しています。

 

硬くなった筋肉は血流やリンパの循環を悪くし、

疲労がたまり、痛みの原因になります。

 

これは、体を酷使しすぎた場合(使いすぎ)だけでなく、

デスクワークや運動不足で

体を動かさないこと(使わなさすぎ)でも起こります。

 

 

3. 体を「直す」ための具体的なアプローチ


崩れた体を本来の「自然体」に戻すことが、

「直せば治る」ための核となります。

 

「自然体」とは、

骨格模型が立っているように、

全身の筋肉の緊張が最小限に抑えられ、

リラックスしている状態です。

 

①動作の修正と脳への教育

痛みが動作中に出た場合、

マッサージや治療で一時的に良くなっても、

 

不適切な「動作」を修正しなければ、

痛みは繰り返されます。

 

大事なのは、

不適切な動作の「記憶を書き換える」ことです。

 

適切な動きを理解し、

それを反復して行うことで、

脳に新しい神経回路を

教育していく必要があります。

 

例えば、

しゃがむ動作で膝が痛い場合、

膝そのものではなく、

しゃがみ方を見直す必要があります。

 

②緊張した筋肉を緩める

体が歪んでいるのは、

収縮して硬くなっている筋肉が

骨を引っ張っているためです。

 

解決法は、

収縮している筋肉を緩めてあげることです。

 

姿勢を正そうと無理に力を入れるのではなく、

リラックスした状態で、

筋肉の緊張を解除し、

 

柔らかく弾力性のある状態に

戻すことが大切です。

 

筋肉が柔らかくなれば、

ポンプ機能が回復し、

血流が改善され、

体の痛みも軽減されます。

 

③「快の刺激」を利用する

筋肉を緩める際、

強く痛い刺激は避けるべきです。

 

強い刺激は、体が「悪いもの」と判断し、

かえって筋肉を緊張させてしまいます。

 

体が「良いもの」と判断するのは、

楽で気持ちのいい「快の刺激」です。

 

気持ちいいと感じる範囲で、

関節をスムーズに動かすことや、

適切な誘導を行うことで、筋肉は緩んでくれます。

 

 

4.まとめ

体の不調に対して、

部分的な強化や痛みを我慢する

アプローチを続けるのは得策ではありません。

 

「直せば治る」という考え方は、

痛みが出ている局所だけを見るのではなく、

全身のバランスや動作に目を向けます。

 

体の崩れ(姿勢、捻じれ、不適切な動作)

という根本原因を正し(直す)、

脳に正しい動きを再教育することで、

自然でバランスの取れた状態(自然体)を取り戻し、

結果として体は回復に向かうのです(治る)。

 

 

例えるなら、

「直せば治る」という考え方は、

壊れた機械の表面を塗り直すのではなく、

 

歯車のズレや

不必要な負荷がかかっている

根本原因を見つけ出し、調整(直す)することで、

機械本来のスムーズな動きと性能を

取り戻す作業のようなものです。



■最後に


この記事では、膝痛・股関節痛など、体の痛みに対する、「直せば治る」という考え方に絞ってお伝えしました。


ただ、膝痛・股関節の痛みは「一部分」だけを見ても、根本的な改善にはつながりにくいのが現実です。


立ち方・歩き方・体重のかけ方など、日常動作全体のバランスが大きく関係しています。


その考え方と全体像をまとめたのが、以下の親記事です。


【歩くと膝が痛い40代以降の方へ|北堀江・四ツ橋の膝痛専門パーソナルジム】


「何から見直せばいいか分からない」方は、こちらも参考にしてください。

 

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FUJI TRAINING GYMではこのような考え方で

体の痛みや不調の対するアプローチをいたします。

 

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