vol.65 変形性膝関節症の治し方①

【脚のラインを整える①】

変形性膝関節症の根本改善とは?

 

大阪・四ツ橋・北堀江エリアのパーソナルジム「FUJI TRAINING GYM」では、変形性膝関節症に悩む方へ、根本改善に向けたサポートを行っています。

 

今回から3回シリーズで、変形性膝関節症についてお伝えしていきます。

第1回目のテーマは「脚のラインを整えることの重要性」についてです。

 

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■ 変形性膝関節症とは?

 

変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減って痛みが出る症状です。

 

自覚症状のある人は全国で約1,000万人、

自覚症状がない人を含めると3,000万人とも言われています。

 

特に高齢になるほど発症率が高く、その多くが膝の内側に痛みを感じています。

 

 

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■ なぜ膝の内側が痛くなるのか?

 

膝の内側に負担がかかる原因の一つが、「脚のライン=O脚(内反膝)」です。

 

O脚では、膝が外側に引っ張られ、体重がかかったときに膝の内側に圧力が集中します。

歩行、階段、坂道など日常動作のたびにその負荷が繰り返され、軟骨が徐々にすり減っていくのです。

 

進行度は、初期・中期・末期と分かれ、末期になると軟骨が完全になくなり、骨同士がぶつかって強い痛みを引き起こします。

 

 

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■ O脚の簡単なチェック方法

 

立った状態で、両足の内くるぶしをくっつけてみてください。

 

このとき、両膝の内側がくっつかない方はO脚の可能性があります。

(※絶対につかないといけないわけではありません)

 

 

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■ 「太ももの筋トレ」だけでは不十分

 

膝関節症の対策としてよく言われるのが、「太ももの筋肉を鍛える」こと。

 

しかし、O脚のまま筋肉を鍛えても、膝の内側に負担がかかる構造自体は変わりません。

 

これは例えるなら、傾いた家にいくら補強を入れても、傾きが直らなければストレスがかかり続けるのと同じです。

 

 

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■ 根本改善には「脚のライン調整」が必須

 

本当に必要なのは、筋肉を鍛えることよりも、脚のライン(O脚)を整えることです。

 

膝の周りには多くの筋肉が関係しています。

 

太ももの前後の筋肉

 

膝裏の筋肉

 

ふくらはぎの筋肉

 

 

これらのバランスが崩れると、膝がねじれてO脚が進行します。

また、股関節(上)や足関節(下)がねじれても、膝に悪影響を与えます。

 

 

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■ 体全体のバランスを整える

 

膝だけでなく、脚全体のバランスを整えることで、膝の内側にかかる負担を減らし、

軟骨のすり減りの進行を抑えることができます。

 

当ジムに変形性膝関節症のご相談で来られる多くの方は、

この考え方に納得され、脚のラインを整えることで日常生活での痛みを解消されています。

 

 

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■ 次回予告

 

次回は、

なぜO脚になるのか?

なぜ脚のバランスが崩れるのか?

 

という、さらに根本的な原因について詳しくお伝えします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。