vol.67 変形性膝関節症の治し方③

こんにちは。

大阪・四ツ橋・北堀江エリアのFUJI TRAINING GYMの冨士です。

 

今回で「変形性膝関節症」についてのシリーズは三回目になります。

 

一回目では、

「O脚によって膝の内側に負担がかかりやすくなること」

 

二回目では、

「足裏全体で体重を支える“三点支持”の大切さ」

についてお伝えしました。

 

今回は、実際に行える【調整方法】についてご紹介します。

 

 

■ 膝への負担を減らすには?

 

変形性膝関節症の予防・改善において重要なのは、以下の2点です。

 

・筋肉のバランスを整えること

・足裏で適切に体重を支えること

 

これらを踏まえ、日常に取り入れられる調整方法を3つご紹介します。

 

 

 

① 股関節を整える運動(脚の開閉)

 

【目的】大腿部(太もも)のバランスを整える

 

椅子に座り、足を肩幅よりやや広めに開きます。

両ひざを内側に寄せて閉じ、また元の位置に戻します。

この脚の開閉運動を、スムーズに繰り返します。

 

・50回 × 3セット

・力まず、リズムよく行うことがポイントです。

 

股関節の動きが良くなり、太ももの筋肉のバランスが整ってきます。

 

 

 

② 膝を整える運動(ぶらぶらキック)

 

【目的】膝の動きをなめらかにする

 

椅子に座り、片脚を軽く浮かせます。

もも裏を両手で支えて脚を固定し、

膝から下を前後にブラブラと揺らします。

 

・軽く前にキック → 戻る → またキック

・20回 × 3セット

・膝のお皿が正面を向いた状態で行ってください。

 

関節包が刺激され、膝の中の液体(滑液)の循環が良くなり、関節の動きが滑らかになります。

 

 

 

③ 足裏で体重を支える練習(三点支持)

 

【目的】脚全体のバランスを整える

 

立った状態で、足幅を20センチほどに。

片足のかかとを軽く浮かせて、もう一方の足裏全体で体重を支えます。

足裏の「親指のつけ根・小指のつけ根・かかと」の3点がしっかり地面についている感覚を意識します。

 

・10秒保持 × 片足ずつ5セット

・「足裏全体で支えている感覚」を丁寧に味わうことが大切です。

 

脳がその感覚を学習し、普段の姿勢や歩行の安定にもつながります。

 

 

 

■ 継続することが大事

 

この3つの調整法を日々の生活に取り入れることで、

 

・脚のラインが整う

・膝への負担が減る

・O脚の進行を防ぐ

 

といった変化が期待できます。

 

 

 

■ まとめ

 

1. 股関節の開閉運動

 

 

2. 膝をぶらぶら動かす運動

 

 

3. 足裏で体重を支える練習

 

 

毎日少しずつでも継続することで、

変形性膝関節症の予防や痛みの軽減につながっていきます。


三回にわたってお届けしてきた膝関節症シリーズ、

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

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FUJI TRAINING GYM

冨士 伸之